Salesforce から ZOHO CRMへの移行-13

移行後の本番リリース(慣らし運用)とまとめ

前回からの続きです。。。

細かいところで問題はあったものの、ほぼほぼデータの移行作業は完了しました。

後は現場のユーザーに利用してもらうわけですが、予め移行プロセスを以下の手順で進めることにしていましたので、今後はユーザーによる検証とフィードバック、その対処が中心になります。

  • 移行のための調査(業務要件、技術要件)
  • 移行の準備(SalesforceとZOHO CRMのツールのインストールや基本動作の確認)
  • テスト移行の実施
  • 移行ツールによるデータ移行
  • 移行後の検証と追加作業や補足作業の実施
  • 見積書テンプレートの作成方法を指南 ※実際のテンプレートは担当者に作成してもらう。
  • 移行環境(本番)のリリース
  • ユーザーによる利用開始と検証(ZOHO CRM 慣らし運用期間:今回はほぼ3週間 )
    • Salesforceにもまだログインできるので、必要があればユーザー自身が手作業でファイル等を移行させる。
    • 問題点があれば個別に対応し問題を解決する
  • ZOHO CRMの本格利用   ※ Salesforceはライセンスの有効期限が満了

データの移行プロジェクトはこんな感じで終了となりました。


見積書テンプレートについての余談】

ZOHO CRMでの見積書の作成(画面)のお作法と、見積書テンプレートの作成方法については、

それぞれ操作手順を説明した画面動画(2本)を撮りました。

この動画のリンクを社内で利用している Chatwork上でお知らせして、関係者は誰でも自由に閲覧できるようにしました。

これによって、結果的に一度も説明会(リモートを含む)を開催することなく、ノウハウを伝授することができ、この動画を見た担当者が実際の見積書テンプレートを作成してくれました。

説明会を開催する手間や説明方法などを考慮すると、圧倒的に業務効率がいいですね  (^^)

振り返ってみると、プロジェクト全体を通しても、直接の会議を開いたのは一度もなかったです。

移行に関する業務要件やマッピングリストなどは、すべて Google シート上で関係者に公開し、伝達事項(お願い、進捗、他)は Chatworkで お知らせしました。

見積書の要件を確認するのに、一度だけ GoogleMeetを利用した リモート会議を開催しました。この時は数名の参加者がすべて別々の場所から参加して、私が用意した画面や資料を画面共有する方法で細かな仕様や疑問点の確認を行いました。

思うに、全員が同じ会議室に集合して大きなモニターに操作画面を映して説明するより、GoogleMeetなどで画面共有したほうが、各自は自分のPC上で画面を見られるので、よほど鮮明で分かり易いような気がします。今後もこのスタイルが増えるでしょうね (^^)


本番移行後

ZOHO CRMを利用し始めて、2か月以上が経過しましたが、特に問題なく運用しているようです。

今後は ZOHO CRMのお作法に基づき、拡張機能を利用したりして、さらなる進化を遂げていくものと思います。

ということで、今回のテーマは以上で終了とさせて頂きます。

今後また、ZOHO 関連で何かブログネタになりそうなことがあれば、別途掲載したいと思います。

ここまで読んで下さった方、お付き合い頂きどうもありがとうございました !!!

 

注)当ブログの基になるソフトウェアのバージョンは2020年12月時点のものになります。




おすすめ